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「復興の想いを胸に箱根を目指す」上田結也さん(18) 湯前町 創価大学1年

「新たな挑戦と決意」

九州学院高で数々の実績を上げ、今年4月に創価大学(東京)に進学した上田結也さん(湯前中出身)に箱根駅伝に賭ける思いや、目標を聞いた。

幼少期から中学までは野球部として活躍。肩の故障で野球を続けることが難しくなった時期に陸上競技に出会う。目標を失いかけていた自身に「駅伝が僕を救ってくれた」と話し、中学時代の恩師に陸上への転身を勧められたことに「感謝している」と当時を振り返った。もともと足が早く、順応性も高い。アスリートとしては申し分のない逸材だ。

中学1年で球磨一周駅伝にエントリーし、前を走る選手を抜く快感を初めて覚えたという。県中3000Mで優勝、全国都道府県対抗駅伝では2区も任された。名門 九州学院高に入学しても中心選手として活躍する。県内外からトップレベルの選手が集う九州学院高。1・2年生の時はケガも多く、焦りもあったと言うが「ライバルと思っていたチームのみんなが親身になってサポートしてくれる」と初めてチームスポーツという事に気付かされたと話した。結果を出すことばかりが先行し、オーバーワークになっていたことも原因の一つと考えた。感謝の気持ち、走る喜びを持つことで楽しく走れ、結果もついてくる様になったというように、日本海駅伝大会(島根県)で区間賞、県高校駅伝でも区間賞と実績を積み重ねた。競技生活で何を一番学んだ?との問いに「感謝です」と間髪入れずに飛んできた。「親を含め、みんなのサポートがあって成長出来たんだと思います」と話した。

大学では入学後間もないが、10名の選抜メンバーに選ばれ強化合宿(宮崎県)にも参加した。正月に行われる箱根駅伝を目指し、日々精進中と話した。「今までたくさんの方々に応援して頂いた分、自分の走りでみんなを勇気づけたい」と熊本地震で被災された関係者や知人を気遣った。「感謝の気持ちで走り、頑張っている姿で恩返し出来ればと思います」と力強く語った。熊本出身というだけで色んな人に「頑張って」と声を掛けられる。「人の有難味が身に染みています」走る姿で被災地復興への想いを伝えたいと話す上田さん。今後の活躍に注目したい。

 

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