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「得意のハードリングで全国挑戦」あさぎり町岡原 別府理保さん(14)

「自分らしく自然体で無心の走りを」

暑さが厳しい8月某日、あさぎり中学校陸上部の練習にお邪魔した。「おはようございます」と大きな挨拶で、51名の部員が出迎えてくれた。近年球磨・人吉地区の強豪から、県の強豪へと力を付けてきたあさぎり中学校。九州大会前ということもあり、練習にも熱気と活気があふれていた。そんななか、今回一人の選手に注目した。2年生ながら今夏の全国大会(全中)に出場する別府理保さん(100Mハードル)。今季の主な県大会全てで優勝し、将来を嘱望される選手の一人だ。両親や姉の影響を受け、小4で競技を始め、ジュニアオリンピック出場も果たした。小学生時代から注目を浴び、現在も着実に力を付けている。7月に行われた熊本県通信陸上競技大会では、自己ベスト(14秒67)を出し優勝。全国標準記録を突破し、見事全中出場権を得た。指導にあたる井上教諭は「2年生で標準記録を破るのは凄いこと。タイムでみても全国トップクラス」と話し、上級生相手とのレースにも物怖じしない性格と、強さに目を細めている。「とにかく今はレースが楽しいだけ」と別府さん。大きなスランプや怪我も経験が無く、『壁』にあたった記憶も無いと話す通り、大会の度に記録を更新し続けている。強さの秘訣は?との問いにも「無心?」と笑顔で答え「強い選手は駆け引きとか、色々考えるのかもしれないけど私は何も考えない様にしています」と語った。井上教諭も「グラウンドを離れれば普通の中学生。気負わない性格だし、特別なこともやらせない」とし、自然体を重視しているのも「ストレスを感じず良い方向に進んでいるのでは」と話した。陸協の関係者も「伸び盛りで怖いもの知らず。とにかく強いの一言」と話し「まだ14歳と若く勢いもあるが、伸び悩む時期が必ずでてくる。これからが本当の真価を問われるのでは」と分析した。

得意のハードリングで一気に加速し、全国の頂点を目指す別府さん。夏休み最後の大会となる全中では「自分らしい走りで、全国の強豪に無心で挑戦してきます」と力強く決意を述べてくれた。まだ2年生と先のある選手だが、来年と言わず、是非2年生での全中制覇の快挙を期待したいものだ。

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