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「球磨工快挙 全国2連覇達成」 高木翔大くん(18)湯前町 球磨工業高校カヌー部主将

「快漕  心をひとつに」

全国高校総合体育大会(インターハイ)の、男子カナディアンフォア200M(カヌー)で球磨工が2年連続Vを達成した。全国屈指の名門校として知られ、周囲の期待も大きかった球磨工艇。全国の頂点へと導いた主将の高木翔大くんに話を聞いた。

予選でまさかの不振が続き重圧に押し潰されそうになった時もあったが、見事に払しょくしたレース展開となった。前日に行われたフォア500Mで2位入賞。ペア500Mでも3位と、好成績を残したが「銀と銅だけじゃ熊本に帰れない」と、最後のフォア200Mでの雪辱に燃えていた。「200Mはコンマ何秒の世界。スタートで決まる」と、全神経を集中させスタートラインに並んだ。「何処よりも練習しトレーニングを積んできた。負けるはずがない」と、自身やメンバーを鼓舞し「懸けていた」と話す、スタートのひとこぎに最大集中した4本のパドルは、爆発し一気に加速した。レース残り100M、4人がひとつになった瞬間だった。「あとは気持ちだ行けるぞ」と高木くん。混戦を抜けた球磨工艇は1着でフィニッシュ。全国の頂点に立った。

一時は不調にあえいでいた球磨工艇だが、先生の教え”心をひとつ”を胸に、4本のパドルが金・銀・銅のコンプリートを完成させた。

「強豪校としてのプレッシャーもあったが、心をひとつにできたことが何より嬉しかった」と話し「サポートしてくれた全ての方々のおかげで優勝できた。メンバーもよくついてきてくれた」と、主将としての責任を全うした。「球磨工でカヌーがやりたくてここに来た。歴代の先輩達が築いた伝統を汚すわけにはいかなかった」と全てをカヌーに捧げ精進した高木くん。「熊本地震で被災された方に少しでも元気を届けられたかな」と笑顔で答えた。全国制覇の金色に輝くメダルを見つめる姿に、伝統を守った主将としての安堵感が垣間見えた。

カナディアンフォア

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