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新聞記事を楽しむ28

~楽しく読んで感動と発見を育てよう~

日曜日の朝、郡民体育大会も検定も終わり、久しぶりゆっくりした気分で新聞を待っている。
コーヒーを淹れ、机の上の記事ノートを眺め、数日前に自ら書いた気づきの文を読み返してみた。「なぜ飽きもせずに古い焼物を見ているか。お金にはまったくならない。尊敬もいっさいされない。家族からの苦情ばっかり。しかしとにかくいつも発見がある。『えー』『こんなことがあるのかー』と。これほどいいことはない。こうゆうふうに謎を解こうとすること、発見すること、それ自体が面白い。ちょっと何かに関心を持って、細かいところを見るようになれば人生や世界は、面白くて仕方がない。古い焼物を見ているだけで常に発見がある」と書いていた。

また、「毎日毎日、新しい経験をしているからこそ感動できる。それは感覚で細かい差を捉えられるかどうか、感性があるかどうかの問題だと思う」と書いていた。なるほどなるほどと一人でうなずいていると、新聞配達さんの車の音がしたので玄関に受け取りに出た。さっそく紙面を開き、一面の記事【豪雨死者18人に】、新生面【オーイ オーイ ここにいるぞ】、【県南・県北】・【スポーツ】・【読書】を読み終えた。つぎはコラム課題やまとめ読みに用いる記事の切る抜きに取りかかる。今日は、夏目漱石の【こころ】連載142号、【きょうも隣に山頭火】と手記【私と熊本城】、それと三浦君の少年100m【国体陸上最終予選】を切り抜いた。それから記事に書かれている素敵な文、「山頭火『ささやかな店をひらき桐青し』」の句と、新生面に日本絵手紙協会の小池会長の「心っていうものは『【おーい】と声を出すときに正体が出てくる』そうだ。」と、「嵐の『ふるさと』は、ありし日の情景が浮かんできて、やっぱり泣けてしまう。」を記事ノートに書き留めた。
今朝の新聞を活用した発見と気づきのトレーニングは終わった。コーヒーが美味しい。

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