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新聞記事を楽しむ50

~記事から出会える答え探し~

4月から南稜高校へ授業だけの非常勤講師として勤務するようになった。
南稜高校では、「答えを求めないと答えが来ない。答えを一生懸命探していれば、それで出会える」をテーマに、授業で新聞記事を選択し活用していこうと思う。

それは5月の連休初日、自宅近くのスーパーで「先生、久しぶりです。在学中はお世話になりました」、「いいえ、福岡の調理専門学校での生活はどうですか」、「先生、とても充実しています。じつは先生の新聞記事や本からの資料を原稿用紙5枚に書き写す課題研究の授業や、AIの記事や人吉球磨の記事、夏目漱石の記事、私を語る記事などで作られた金曜日出題の演習、【新聞コラム】を読んで書く課題のお陰だと思います。在学中は、なんだか訳が分からない、面倒くさいと思ったりしながら書いていました。しかし専門学校での講義は、多くの資料を読んで、それをまとめ自らの考えを述べる内容が多く、苦慮している学生もいますが、私は理解しながら書けています。高い評価を受けています。ありがとうございました」と卒業生の言葉があった。

さっそく、荷造り紐を掛けた多良木高校で活用していた資料や教材の中なら、毎週金曜日の放課後に出題し、月曜日の朝提出する【新聞コラム】のファイル6年分の6冊を取り出した。するとファイルには、「『書く力』を身につけることで、『読書力』がつき、社会でもっとも必要とされる『考える力』を身につけるトレーニングとして、この季節にこの記事、この地域にこの記事、この時期にこの記事など興味を引き、楽しく取り組めるように考えながら、記事を選択してハサミで切り抜き作っていた【新聞コラム】。提出された生徒一人一人の【新聞コラム】課題を読み、意見を書いた記事の綴り」、「次は、どう生きるべきなのか、という答えを求めないと答えが来ない。答えを一生懸命探していれば、それで出会える。それを踏まえた記事作り」と書いていた。

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