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「打ち勝つ野球で中学日本一へ」 中田 臣くん(13) 湯前町

「先輩超えを誓う」

強豪硬式野球クラブで日々、汗を流している一人の少年を紹介したい。湯前中学校2年中田  臣くん内野手・右投右打。湯前中では陸上部に所属しているが、毎週末には宮崎県都城市にある、都城リトルシニアで中学日本一を目指し頑張っている。OBにはプロ野球広島カープの守護神・中崎翔太選手や、中日ドラゴンズドラフト1位の柳裕也選手を輩出した名門クラブだ。中田くんは「とにかく高いレベルの野球がしたい」と遠く宮崎でのプレーを選択した。県内外から同じ志を持った選手が集まってくる。厳しい練習や環境の違いにおいて己を磨くことに対して「やりがいもあるし、うまい選手も揃っているので良い刺激になっている」と笑顔で話した。

チームの方針は”打ち勝つ野球”。思い切りのいいバットスイングを常に求められる。小学生時代に「細かなプレーを教わり野球を覚えてきたので少し戸惑った」と話したが、結局考え方は一緒。どういう打撃をすれば出塁できるか?ランナーを進塁させられるかの状況判断を各選手が強く意識してプレーしている。”考えて打つ”ことが即ち”打ち勝つ野球”につながると気づいたという。得意のケースバッティングでチームに貢献したいと、今日も日課の200本スイングをこなした。偉大なる二人の先輩に続けとチームの雰囲気も良好。4月に宮崎サンマリンスタジアムで開催される、第3回中学硬式野球西日本大会で悲願の優勝を目指す。

「いつか超えないといけない壁」と話し、先輩超えに挑む中田くん。先輩の背中を追って、甲子園そしてプロ野球へと挑戦はつづく。

中田くん

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