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新聞記事を楽しむ25

~真新しいスーツ姿をずっと大切に ~

3月末に鹿児島空港へ送迎をした時、新しいスーツ姿の新社会人を囲み、笑ったり涙したり激励の言葉をかけ合っている光景を見た。「厳しさと矛盾の試練が待ち構え、きっと希望と現実の相違に悩むことがあるだろう。笑顔で誠実に向かい合って続けて欲しい」とつい思ってしまった。

そんな思いでいると、4月4日の熊日新聞記事、【復興へ地域とともに、県内企業入社式】と【古里復興に新戦力、県内自治体で辞令交付】が目に留まった。真新しいスーツ姿の新社会人たちの抱負が次のように「『早く一人前になりたい』、『厳しい指導は覚悟している』、『全体の奉仕者として誠実かつ公正に職務を執行する』、『古里復興の力になりたい』、『益城町が一刻も早く復興できるように頑張りたい』と紹介されていた。ぜひ志を実現して欲しいと願った。すると、林成之著【脳に悪い7つの習慣】に書かれていた、「脳神経細胞が持つ本能は、たった3つです。『生きたい』『知りたい』『仲間になりたい』が、脳の中で周囲の細胞同士がつながり合い、その情報処理が存在意識として成り立っています。現代社会では、『生きたい』の本能が“家庭”をつくり、『知りたい』という本能は“教育”を、『仲間になりたい』という本能が“会社”というシステムをつくり、維持しています」と、「脳が発達するとき、『脳は自分を守ろうとする、自己保存』と『脳は統一性、一貫性が保てなくなるような情報を避けようとする、統一・一貫性』という2つのクセが生まれます。人は、自分と反対の意見を言う人を嫌いになるという反応です。脳は常にバランスよく働くものではなく『自己保存』の過剰反応を起こしがちなものです。脳のクセを知ればコントロールできます。『疲れた』、『嫌い』、『おもしろくない』、『好きじゃない』、人を嫌って、得することは何もありません」を思い出した。ふと、自分の脳と向き合う新聞の読み方もありかなと思った。

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