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多良木町指定文化財「百太郎溝取入口旧樋門」

百太郎溝取入口旧樋門 Part1

百太郎溝は、延宝8年(1680)に岡原から上まで、宝永元年(1704)に上から一武へ、宝永2年には一武野里まで完了し通水した灌漑用水路です。原野の水田開発が可能となり、小豆島など、内外から多くの入植者が集まり、多くの新田村が成立し、人吉藩の農業生産が大きく向上しました。現在も全長19km、かんがい面積1,554ヘクタールの基幹用水路で、その恩恵は計り知れないものがあります。旧樋門は高さ5.8mの巨大なもので、昭和35年に市房ダム建設に併せた堰の改修工事で取り除かれ、水戸神社境内に移転復元されています。下流側には旧水路の取水口付近が残っています。

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