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新聞記事を楽しむ29

~台風5号と記事の接点を見つけて~

8月8日、10時40分。成田空港からワシントンDCへ向け無事に出発した。一安心した。

大学生15名が、ホワイトハウス訪問やニューヨークでのホームレスの人々への炊き出しなど多くのイベントに参加し交流を図り、米国における社会改革のあり方を学ぶための派遣団の出発だった。集合は8月6日東京、午後から事前研修が始まり、7日はアメリカ大使館への挨拶が計画されていた。私の孫の計画では、4日に前期試験が終わり、5日にレポートを提出して、6日の朝、宮崎空港から羽田へ出発する予定だった。ところが、ノロノロ台風5号の影響で、6日に宮崎空港から出発する便が欠航することが5日の夜、ネット上に掲載された。それからどのように対処するか、台風の情報を見ながら判断しようと孫と連絡を取った。すると宮崎付近へ接近と情報が出たので、6日の朝5時、暴雨風の中孫を迎えに宮崎市内へ向かった。そして、孫と荷物を車に乗せ熊本空港へ急いだ。熊本空港に到着。すぐ搭乗手続きを行い、東京向け出発することができた。

夕方、自宅で一息、新聞を開くと一面に【『普段』を知り『まさか』の備え】の記事があり、「災害情報を耳に入れ『まだ大丈夫なのか、それとも本当に危ないのか』、次の行動につながる『スイッチ』をオンオフにするのは、最終的には自分(たち)自身で、自前の『マイスイッチ』を作ることが大切だ。『まさか』のときだけ情報を見ても、その情報から『ただ事ではない』と察知することは難しい。『普段』と『まさか』とのギャップ(落差)こそが、『ただ事ではない』ことを教えてくれる。『普段』から情報を見ている。今こそ、避難スイッチをオンにすべきときだと気づく」と書かれていた。台風5号の影響で、飛行機は欠航。それならば熊本空港へ急げと迅速に行動した。その結果、事前研修を受けて8日に出発できた。6日の移動と、新聞記事との接点である『ただ事ではない』を見つけ出した。

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