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湯前町指定文化財「平野の庚申塔」

湯前町指定文化財 平野の庚申塔(こうしんとう)

庚申塔は村境や三叉路に造立され、悪疫などの侵入を防ぐと信じられていました。
六十日に一回めぐってくる庚申(かのえ・さる)の日に徹夜で本尊をまつり、健康長寿を祈って信仰されていました。この庚申塔は、高さが1.6m、元禄6年(1693)と大きく古いもので、梵字は「カ」(地蔵菩薩)で、ここでは庚申の地蔵菩薩です。正面に「二世安楽」とは、現世と来世の安穏(あんのん)を祈ることです。

梵字「カ」地蔵菩薩梵字「カ」 地蔵菩薩

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