熊日多良木・湯前販売センター(有)小出忠新聞店

暖談なぁ~87

◆「千年に一度の大水害に襲われたら、町は5㍍浸水する」との想定で電柱に掲示してある赤い標識。ここまで来るのか、信じられないというのが正直な感想だろう◆とはいうものの2年前の水害や6年前の熊本地震など考えてもいない瞬間に突然やってきた恐怖の記憶は生々しく簡単には消えない◆平凡過ぎて結論にもならないけれど、いつ何が起こるか、予測がつかぬからこそ、できる限りの対策をと肝に銘じるしかない。真の防災、各自が考える時だ。(X)

暖談なぁ~86

◆真ん中を球磨川が流れる多良木町の空中撮影の写真。たまたま熊本空港でゲットしたフリーペーパー見開き面にすっかり魅せられた◆2年前のあの災害など微塵も感じさせぬ穏やかな表情。「食も、酒も、温泉もいい」のキャッチコピーが、実り豊かな大地を改めて教えてくれる◆JR肥薩線やくま川鉄道の全線復旧にはまだまだ時間がかかりそうだけれど、司馬遼太郎が称えた「日本でもっとも豊かな隠れ里」の魅力、地元が自信を持って発信し続けたい。(X)

暖談なぁ~85

◆澄み渡った春の青空のもと、川べりを散歩中に目の前に菜の花の群落が広がった。テレビで連日報道されるウクライナの国旗と同じ配色だな、と気付く◆現実の画面では民間人まで狙うロシア軍の容赦ない砲撃に、歴史ある美しい街並みが無残に破壊され、多くの犠牲者を出している惨状が映し出される◆狂気と思える指導者が始めた暴挙、大抵で収束できないものか。菜の花を見ながら、一向に先が見通せぬ惨状との落差に強く思いをはせるこのごろ。(X)

暖談なぁ~84

◆球磨川の流れがキラキラと輝く。懐かしい文部省唱歌「春の小川」とは比較にならぬ大きい川だが、日光の暖かさは春の兆しをたっぷりと伝えてくれる◆私たちのふるさとに大きい災害をもたらした記憶は簡単に消えそうにない。それでも地元にとって恵みの大河であるのもまた、まぎれもない事実◆別れと新たな出会いが交差する3月から4月。そうした思いも秘めながら川べりを散策するのは、この時季しか味わえない幸せと言って間違いなさそう。(X)

暖談なぁ~83

◆冬枯れの小さな庭先、梅と水仙が花をつけている。立春過ぎて少しずつ長くなる光の時間にきちんと反応する自然の力、凡人には感動あるのみだ◆真っ白な花びら、決して派手とは言えないけれど、本来なら冷たい感じが前に出そうな色が、ホッコリした美しさと合わせていい香りを漂わせる◆オミクロン株のまん延など、まだまだ油断できないこの季節、マスクなんて関係なく全身でいい香りを堪能できる日はいつ来るのだろう。収束を心から祈りたい。(X)

暖談なぁ~82

◆オミクロン株、第6波のまん延拡大、一般人のワクチン接種はいつになることやら、といった状況のコロナ禍。何年続くのか、こんな怖い日月が◆県内も年明けとともに感染者が急増。人吉市でもクラスターが発生。県全体からすると球磨人吉はまだ少ないけれど、大流行の危険がひそんでいるのも否定できぬ◆寒い時季にインフルエンザなどで悩まされるのは珍しくもなかった。平凡だが、マスクを着用、なるべく人ごみは避けて丁寧な手洗いやうがいで自衛を、あたりか。(X)

暖談なぁ~81

◆長く運休が続いていたくまがわ鉄道が、先月下旬、部分再開された。コロナ禍で多くの制約を強いられた奥球磨には、喜びひとしお◆南稜高ボランティア部の活動をはじめ、多くの地道な支えが生きたのがうれしい。残された人吉までの約6㌔も早く、と切に願うのは正直な気持ち◆熊日本紙で今年を振り返ると、過疎化にめげず頑張る人たちの姿にも随分勇気づけられた。奥球磨は秘めた力が強いと改めて気づいた。皆さま、いいお年を迎えられますように。(X)

暖談なぁ~80

◆全線運休が続いていたくま川鉄道が28日から湯前-肥後西村間で運行を再開する。沿線住民、ことに通学生らにとっては待ちに待った朗報◆鉄橋流出など被害の大きい人吉温泉までの約6㌔は未開通のままなのが残念。こちらも1日も早くと要望したいところだが、ぜいたくは言えまい◆運営基盤の弱い第3セクター鉄道にとっては厳しい状態が続くのは避けられないけれど、エンジンや警笛の響きが奥球磨の私たちを逆に勇気づけてくれるのも確かだ。(X)

暖談なぁ~79

◆本来なら「涼しくなりましたね」と普通に挨拶した10月。今年は「暑さ寒さも彼岸まで」なんて言葉、どこへ行ったの?と言いたい天候続き◆このコラムでも何度か取り上げたように気象環境は明らかに荒っぽい方に変化してきた◆そんな折、菅総理を引き継いだ形で岸田内閣が船出。熊本4区選出の金子氏が総務大臣で初入閣した◆大臣は常に高い視点に立つ判断を要求されるのは重々わかるものの、球磨人吉の住民には何がしかの期待が高まるもの事実。(X)

暖談なぁ~78

◆8月の熊日本紙、槻木でイノシシやシカ肉の加工食品生産スタートの話題が載った。害獣として捕獲してもほとんど廃棄処分されていたのを活用している◆生育時の健康状態を細かくチェック、「つきぎジビエ」ブランドのソーセージで18人の会員が作業に励む◆水害の痛手にめげず、シイタケ全国品評会で最高賞の農林水産大臣賞に輝いた夫妻のニュースもうれしかった◆人口百人の過疎地のダブル快挙。改めて勇気を与えてもらったことに賛辞と拍手!(X)


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