◆新茶がおいしい八十八夜、何気なくカレンダーをめくっているうちに、数日後はすぐ立夏が控えていたんだ、と気づく。もう夏、季節の進みは早い◆唱歌「茶摘み」の歌い出し「夏も近づく…」なんてものじゃない、ゴールデンウイークの前に夏日を記録するほどの昨今だ。季節の移り変わりの早さは予想以上、それも全国規模で、というのが実態◆地球全体で進む温暖化。「じゃ、君に何ができる?」と問われてもきちんと答えられないのがもどかしい。(X)
◆新茶がおいしい八十八夜、何気なくカレンダーをめくっているうちに、数日後はすぐ立夏が控えていたんだ、と気づく。もう夏、季節の進みは早い◆唱歌「茶摘み」の歌い出し「夏も近づく…」なんてものじゃない、ゴールデンウイークの前に夏日を記録するほどの昨今だ。季節の移り変わりの早さは予想以上、それも全国規模で、というのが実態◆地球全体で進む温暖化。「じゃ、君に何ができる?」と問われてもきちんと答えられないのがもどかしい。(X)
◆多くの人に信じられている「太り過ぎを防ごう」という医学常識。たまたま手にした文庫本でびっくり。なんと「小太りの方が長生き」とある◆もともと日本人の3人に1人ぐらいは肥満遺伝子を持ち、食物からとるカロリーの消費は少なくても太ってしまうことになるそうだ◆やせ型より小太りが死亡率が低いというデータもあるとか。否定されるお医者さんもいるかもしれぬが、甘いもの大好き人間、小太りを目ざすと都合よく解釈すれば精神的にもいい。(X)
◆先月号の「想い出の写真」は岡原小運動会のスナップだった。アレッと思わされたのは、両手を大きく広げた全校体操の写真。2枚の障害物競走と異なって、カラー写真なのだ◆今やスマホで誰でも気軽に撮影できる時代。カラー写真はごく当たり前、モノクロ写真が「レトロ感あふれているな」という受け止め方をされる時代になっている◆撮影は昭和40年と41年でわずか1年違い。高価なカラーでよく撮られていたな、歴史を裏づける1枚と言えそうだ。(X)
◆「石焼~き芋~」、夜の住宅街に響く売り声はこの季節らしい響きと熊本市の知人。還暦過ぎの世代にはひときわ懐かしい◆収穫後、適温で保存した芋は、でんぷんがゆっくりと糖分に変わるそうだ。蒸すのもいいが、焼けば甘さは数倍に◆それも一気に加熱でなく、70度ぐらいに熱した石の上で時間をかけ、糖度を高めるのがコツとか◆スナック菓子に親しむ世代には笑われようが、耳と舌から飢えた時代を思い出させてくれるソウルフードには違いない。(X)
◆正月のお飾りに使われるダイダイ。親から子、孫へと代々続く家系など縁起ものとして知られるが、何気なく開いた文庫本にびっくり◆カキ、リンゴなどほとんどの果物は成熟すると落ち、次の季節には新しい花が咲き実がなるが、ダイダイは黄色く色づいても落ちず少し青みが戻って次の年の実がなるのを見届け落ちる、と◆人間社会にすれば一度若返って次世代の発展を見届けようとの願望だろうか。希望を持ち続けるのが大切とダイダイが教えている。(X)
◆今年もあとわずか。11月が比較的暖かかっただけに、一転したような球磨盆地の冷え込みが、ひときわ堪えるこのごろだ◆少々手前みそになるけれど、毎日、皆さまの所に新聞をお届けする担当者の苦労、雨や雪の日などは普段の3倍、5倍になる◆月に1回の球磨んタイムズも、ほっこりする話題などをご覧いただくささやかなメディアの一端を担っていると自負する。来年も干支のウサギに負けぬよう当センター一同頑張ります。どうぞ、いいお年を。(X)
◆くま川鉄道であさぎり-湯前間を往復、時折り車窓にパッと光る柿の色がすばらしい◆免田から乗った母子4人連れ、先頭車で運転士気分を味わっている姿がとてもかわいく、思わずカメラを向ける。終点の湯前でそのまま折り返し、多良木で下車したが、もっと楽しみたそうにしていた◆肥後西村行きの車内放送テープは「人吉温泉行き」と流れたが、不通区間が1日も早く復活するように、との地元の願いを示しているようで、ほほえましかった。(X)
◆秋たけなわ。今年は猛暑続きだっただけに、昨今の気温の変化はこの言葉の持つ奥深さをひときわ強く私たちに教えてくれる◆実り、芸術、スポーツ、読書、はては食欲の秋など、多くの分野で充実感を示す季節には違いなかろう◆今年はそれに、高齢者の医療費2割負担をはじめ、暮らしに欠かせぬ多くの品の「値上げの秋」が容赦なく私たちの暮らしを荒らし回っている◆「あんまりいじめなさんなよ、ネ上げの秋」と財布を手にぼやく昨今でもある。(X)
◆テレビで男性コメンテーターが「地図をご用意しました」と言うのに違和感を覚えた。用意するのはあんただろ、自分に敬語を使うのか、と◆足元にご注意、必要分だけご購入を、など、相手を尊敬する場面で付けるのが、本来の使い方のはずだ。やみくもに「ご」を付けてさえおけばすむ、という問題でもあるまい◆視聴者にソフトな印象を与えるのだ、目くじら立てる必要はない、との声も出ようが、なんとなくしっくりしない気は、いつまでも残る。(X)
◆目に見えぬウイルス、私たちの手には百万個ぐらい付いているそうだ。けれど流水で15秒洗えば1万個まで減らせる、とチラシにあった◆さらにハンドソープを使い1分間もみ洗い、流水の15秒すすぎをすれば数十個、たった0.0001%にまで減るとか◆万全ではないけれど、とにかく洗える時はできるだけ洗うのを習慣づけようと呼びかけている◆変異を続けるコロナウイルス。それなりに予防効果が期待できるとあれば、手洗い習慣づけも悪くない。(X)