熊日多良木・湯前販売センター(有)小出忠新聞店

暖談なぁ~92

◆くま川鉄道であさぎり-湯前間を往復、時折り車窓にパッと光る柿の色がすばらしい◆免田から乗った母子4人連れ、先頭車で運転士気分を味わっている姿がとてもかわいく、思わずカメラを向ける。終点の湯前でそのまま折り返し、多良木で下車したが、もっと楽しみたそうにしていた◆肥後西村行きの車内放送テープは「人吉温泉行き」と流れたが、不通区間が1日も早く復活するように、との地元の願いを示しているようで、ほほえましかった。(X)

暖談なぁ~91

◆秋たけなわ。今年は猛暑続きだっただけに、昨今の気温の変化はこの言葉の持つ奥深さをひときわ強く私たちに教えてくれる◆実り、芸術、スポーツ、読書、はては食欲の秋など、多くの分野で充実感を示す季節には違いなかろう◆今年はそれに、高齢者の医療費2割負担をはじめ、暮らしに欠かせぬ多くの品の「値上げの秋」が容赦なく私たちの暮らしを荒らし回っている◆「あんまりいじめなさんなよ、ネ上げの秋」と財布を手にぼやく昨今でもある。(X)

暖談なぁ~90

◆テレビで男性コメンテーターが「地図をご用意しました」と言うのに違和感を覚えた。用意するのはあんただろ、自分に敬語を使うのか、と◆足元にご注意、必要分だけご購入を、など、相手を尊敬する場面で付けるのが、本来の使い方のはずだ。やみくもに「ご」を付けてさえおけばすむ、という問題でもあるまい◆視聴者にソフトな印象を与えるのだ、目くじら立てる必要はない、との声も出ようが、なんとなくしっくりしない気は、いつまでも残る。(X)

暖談なぁ~89

◆目に見えぬウイルス、私たちの手には百万個ぐらい付いているそうだ。けれど流水で15秒洗えば1万個まで減らせる、とチラシにあった◆さらにハンドソープを使い1分間もみ洗い、流水の15秒すすぎをすれば数十個、たった0.0001%にまで減るとか◆万全ではないけれど、とにかく洗える時はできるだけ洗うのを習慣づけようと呼びかけている◆変異を続けるコロナウイルス。それなりに予防効果が期待できるとあれば、手洗い習慣づけも悪くない。(X)

暖談なぁ~88

◆例年なら土砂降りさえ不思議でない6月下旬に梅雨明け。しかも35度前後の猛暑続きに、体の方がついていけないのが正直なところ◆今月も七夕前に台風4号が九州を直撃、大した被害もなく、ひとまずホッとしたものの「異常気象なんかじゃないよ。現代はこれが普通だ」と神様がおっしゃってるようだ◆2年前の水害の記憶もまだ生々しいけれど、大自然の営みに私たちは無理せず付き合っていくのが一番賢い生き方かも…。受け身に過ぎるかなあ。(X)

暖談なぁ~87

◆「千年に一度の大水害に襲われたら、町は5㍍浸水する」との想定で電柱に掲示してある赤い標識。ここまで来るのか、信じられないというのが正直な感想だろう◆とはいうものの2年前の水害や6年前の熊本地震など考えてもいない瞬間に突然やってきた恐怖の記憶は生々しく簡単には消えない◆平凡過ぎて結論にもならないけれど、いつ何が起こるか、予測がつかぬからこそ、できる限りの対策をと肝に銘じるしかない。真の防災、各自が考える時だ。(X)

暖談なぁ~86

◆真ん中を球磨川が流れる多良木町の空中撮影の写真。たまたま熊本空港でゲットしたフリーペーパー見開き面にすっかり魅せられた◆2年前のあの災害など微塵も感じさせぬ穏やかな表情。「食も、酒も、温泉もいい」のキャッチコピーが、実り豊かな大地を改めて教えてくれる◆JR肥薩線やくま川鉄道の全線復旧にはまだまだ時間がかかりそうだけれど、司馬遼太郎が称えた「日本でもっとも豊かな隠れ里」の魅力、地元が自信を持って発信し続けたい。(X)

暖談なぁ~85

◆澄み渡った春の青空のもと、川べりを散歩中に目の前に菜の花の群落が広がった。テレビで連日報道されるウクライナの国旗と同じ配色だな、と気付く◆現実の画面では民間人まで狙うロシア軍の容赦ない砲撃に、歴史ある美しい街並みが無残に破壊され、多くの犠牲者を出している惨状が映し出される◆狂気と思える指導者が始めた暴挙、大抵で収束できないものか。菜の花を見ながら、一向に先が見通せぬ惨状との落差に強く思いをはせるこのごろ。(X)

暖談なぁ~84

◆球磨川の流れがキラキラと輝く。懐かしい文部省唱歌「春の小川」とは比較にならぬ大きい川だが、日光の暖かさは春の兆しをたっぷりと伝えてくれる◆私たちのふるさとに大きい災害をもたらした記憶は簡単に消えそうにない。それでも地元にとって恵みの大河であるのもまた、まぎれもない事実◆別れと新たな出会いが交差する3月から4月。そうした思いも秘めながら川べりを散策するのは、この時季しか味わえない幸せと言って間違いなさそう。(X)

暖談なぁ~83

◆冬枯れの小さな庭先、梅と水仙が花をつけている。立春過ぎて少しずつ長くなる光の時間にきちんと反応する自然の力、凡人には感動あるのみだ◆真っ白な花びら、決して派手とは言えないけれど、本来なら冷たい感じが前に出そうな色が、ホッコリした美しさと合わせていい香りを漂わせる◆オミクロン株のまん延など、まだまだ油断できないこの季節、マスクなんて関係なく全身でいい香りを堪能できる日はいつ来るのだろう。収束を心から祈りたい。(X)


Copyright © 熊本日日新聞多良木・湯前販売センター(有)小出忠新聞店 All Rights Reserved.