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新聞記事を楽しむ 11

 ~問いと記事と山々から~

放課後、関心深い問いに答えた後、パソコン室から久米の山々を眺めながら、「食べるもの、
見るもの、外から入ってくるあらゆる刺激に、できることなら満足したい」という基本的な欲求が、
感性というものではなかろうか。感性が鋭ければ鋭いほど、さまざまなものに対し反応できる。
生きている充実感がわく気がする。などと思い、机の上のクリップで止めた新聞記事を手に取った。
まず初めに、「『人馬一体必勝祈る』南陵高校の馬術部員らが11日、馬に乗って地元の白髪神社
を参拝し、安全や大会での必勝を人馬一体で祈願した。」の記事に注目した。2年前、ロードバイクで
皆越に向かう途中、馬に乗り行儀良く歩いている光景にすごく感動した。それから、馬術部に同行するようにした。行儀よく一列に歩き、白髪神社では静かに参拝する姿が愛らしく、生徒と馬の思い合いを感じた貴重な時間だった。次は、数枚目の記事、漫画家水木しげるさん「『妖怪の魅力感性で』、人間社会から疎外され、肉眼では見えない彼らを独自の感性で捉え、われわれの目に見えるように提供してくれた。また、人が安易に『好き』と言うのを聞くと『反発心を覚える』」と語った記事に注目した。
次に、元熊本市現代美術館長、南嶌宏さん「美術館は『世界と自分の関係を考える場所』が持論。芸術を通して『人間とは何か』を問い続けた。」の記事に注目した。
関心深い問いと記事から、感動を思い起こしたり、自らに問いかけたり、好きなことにとことん熱中
する中に、充実した生き方、感性が潜んでいるように思えた。「感性が鋭いか、鈍いかによって、その
人の生涯が幸福か、幸福でないかが決まる。」とも言えるのでないかなど思い、あらためて山々を眺めた。

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